事実と真実。これに似た言葉に「真理」というものがあります。
事実や真実が実際に起こった個別の事柄を対象にしているのに対し、「真理」というのは過去に観測された多くの「事実」を元に、客観的に誰が見ても間違いないと推察される「理」(ことわり)です。
数学で言うところの「定理」に近いものです。
「真理」として挙げれるものには次のようなものが有ります。
・人は必ず死ぬ。
・過去に起こった「事実」は変えられない。
・未来は決まっていない。
人は必ず死にます。
人類の歴史上、伝説として死なない人は居ますが、客観的な事実として死ななかった人間は居ません。
また、過去に起こった「事実」は変えられません。その人にとっての解釈を交えた「真実」を変えることは出来ますが、「事実」を変えることは出来ません。
一寸先は闇、と言いますが、実際に1秒後であってもなにが起こるかわかりません。
それは未来は決まっていないということです。
この様な真理を曲げようとしたり、無視したりすると人生が間違った方向に向かうことが多いのです。