中庸とは過不足無く安定した状態のことです。
論語に「中庸の徳たる、其れ到れるかな。」と説かれています。
「中」とは偏らないことで、「庸」とは変わらない事です。
徳のある人は、極端から極端に走らず、物事の考え方など両端の意見を聞いてバランスよく間を取れる人です。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言うように、物事が過ぎても及ばなくても良くないのです。
平易な言い方をすれば何事も「ほどほど」がちょうど良いのです。
人間関係のマトリックスを考える時、自分の意見と他人の意見が違うのであれば、その中間が中庸と考えるくらいでちょうど良いのです